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有職文様素材集1ー2 (有職文・地文系)

ページ全面に細かく広がる雅な壁紙            表紙へ

地紋は数が多いためにページを4分割してご紹介します。


襷(たすき)
縦・横・斜めの連続した文様です。装束に多用され、格式のある文様とされています。
立涌(たてわく・たちわき)
蒸気が立ち上る様子を象っためでたい文様で、関白の袍(束帯の上着)や親王の袴などに用いられた、やはり高貴な文様です。現代でもよく見受けられるものです。縦方向の湾曲した曲線の連続で、膨らんだ部分にさまざまな意匠が加えられます。
唐草・(からくさ)ほか
唐草文様は西アジアの葡萄唐草文様、さらにギリシアのアカンサス連続文様などが発祥と思われます。袍(ほう)と呼ばれる公式服の他、さまざまに使われました。 二色以上の色糸で柄を織り出した生地を錦と呼びます。錦は織るのに特殊な技術を必要とするため、古くから非常に珍重されました。
錦(にしき)
二色以上の色糸で柄を織り出した生地を錦と呼びます。非常に豪華な織物で上流階級しか用いることができませんでした。現代ではコンピュータを利用して比較的簡単に織り上げることが出来ますが、手仕事の時代は気の遠くなるような手間がかかりました。重い素材ですが、使い方しだいで重厚に仕上がります。ここでは奈良時代・飛鳥時代の生地も取り上げました。

立涌

唐草・錦

小葵 三重襷 雲立涌 藤立涌 丁子唐草