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綺陽会 ご挨拶

このたびは、有職装束研究「綺陽会」をお訪ねくださいまして、まことにありがとうございます。


綺陽会は、「装束」の復権と普及を目指しております。

 「装束」・・・衣冠束帯・十二単と言った「装束」について研究し、しかもただ学術的な成果に満足するだけでなく、広く一般に普及させて、誰もが晴れの礼服として用いることが出来るようにしよう、というのが会の目標でございます。私たちのモットーは

  着てこその装束  着られてこその装束
    博物館のガラス越しではなく、見て触って、気軽に着ることの出来る装束


の普及でございます。

 そのためには、まず「装束」の素晴らしさを少しでも多くの皆さまに知っていただきたい・・・。そのことを念願し、さまざまな機会に装束とふれあう機会を提供いたしております。

 また、装束を彩る各種デザインパターン「有職文様」の美しさも広く知っていただき、活用していただきたいという希望もございます。
 千三百年ほどむかし、はるかシルクロードの彼方から伝わってきたパターンに源流を持つ有職文様は、日本的でありながら世界的普遍性を持つ希有なデザインです。華やかでありながら上品で控えめという「みやび」の文様たちを、生活のさまざまなシーンに活用していただきたい。そう願いまして、まずはWeb素材という、わかりやすい形でご提供いたしております。

 細々と始めました当会の活動も、はや5年目を迎えました。

 当初はWebサイトも無料スペースで始めたものですが、おかげさまでこの5年の間に装束サイトは36万アクセス、1年遅れて開設した素材集サイトは42万アクセスを数えるに至り、多くのコンテンツを統合した新サイトとして発足することといたしました。

 これを機会に、より多くの皆さまから私たちの普及活動へのご賛同を得たいと考えまして、広く会員を募り、さらなる活発な活動を展開して参りたいと、「綺陽会」としてのコンテンツも開設いたしました。

 これからは、Web空間のみならず、現実世界における普及活動にも一層力を入れて参りたいと考えております。

 
装束に関する書籍の出版、小中高校への装束出前講座(ボランティア)の展開、結婚式等でのご利用へのお役立ち、有職文様を使った小物・袋物の頒布などなど・・・・・・。  

 夢は大きく広がっております。

 皆さまも、この素晴らしい装束と有職文様を、日本に世界に、ひろくご提供する活動を私たちと一緒になさいませんか?
 お待ちいたしております。







平成16年3月15日      

綺陽会 主宰

八條忠基